お気楽さんとさよなら、BON JOVI

かなり御無沙汰であった。
その間平和な日常の中にもアクシデントがあったわけだ。
黄昏の老犬がどうもボケてきた気配。
コンビニで買った「あげおかき」噛んで奥歯が欠けた。
ひどい肩こりでうっかりすると首がつる。
足の指がしもやけになった。
…なんてちっちぇえアクシデントなのだ。
総評:お気楽さんは今日もごきげんに過ごすはず


【お気楽さんとさよなら、BON JOVI


BON JOVI衝撃のデビューからのファンだった。
「僕たちをはじめに認めてくれたのは日本。今の俺達があるのは日本のファンのおかげ。すごく感謝している」
全米でメジャーにのし上がったときのコメントである。


お気楽さんは来日する度、馳せ参じた。
「ハローッ!オオサカアアッ!」熱狂した。
歌詞を忘れても観客がフォロウしてあげた。
アンコール曲が「ラ バンバ」
「なんじゃそら」と思っても笑って許した。


下僕B=息子のライブデビューはBON JOVI
「行く?」「絶対行くっ!」
息子10歳、洋楽人生の始まりである。
次の日は自然教室。
「知恵熱」が出ないかと心配した。


「CRUSH」からちょっと不安になった(が、否定した)。
「BOUNS」までは踏みとどまっていた(と思う)。
「HAVE A NICE DAY」で疑いを持った(が、そんなはずはないと目をつぶった)。
しかし、この新譜で核心した。
もう疑いようがない。
BON JOVI自分たちのパクリをしている。
アルバムタイトル「THE CIRCLE」
お気楽さん的には「RECYCLING」


ファーストカットの「We Weren't Born To Follow」
「Born To My Baby」とサビがかぶりすぎだろうっ。
うっかりしたら往年のファンは「Born to my baby.And baby,I was made to be Your man〜」と歌いかねない。
もう、びっくりだよ。


「Work For The Working Man」
出だしが「Livin' On Prayer」かと思ったよ。
ちょこっと変えただけじゃないかっ。
もう、たまげたよ。


もしかしたら、インタビューで話しているかもしれない。
最近音楽雑誌買ってないから、知らないだけかもしれない。
「アルバムタイトルのTHE CIRCLEは俺達の音楽は回り回ってるんだってことだよ」
と語っているかもしれない。
「このアルバムは俺たちの原点回帰なんだ」
と言っているかもしれない。
「年齢を重ねた今の俺達なら、若かった時の俺達の曲をこうするよって感じかな」
と説明しているかもしれない。
新たなファンを獲得したのかもしれない。
往年のファンも「枯れちゃった感」がいいと感じたかもしれない。
でも、お気楽さんはどうにもこうにも納得いかない。
底知れぬ寂しさが湧き上がるのを止められない。


あれ、新譜出したんや。
HMVお勧めかあ。
うーん、ひさしぶりの新譜やなあ。
秘かに頑張ってたんやなあ。
よし、デビューからのファンとしては、御祝儀、ご祝儀♪


…まさか「手切れ金」になるとは
さよなら、BON JOVI


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