お気楽さんと「バカ嫁で結構っ!」の開き直り

息子が自動車免許を獲った。昨日。
お気楽さんは助手席に座った。本日。
右足そこにはないブレーキペダル踏むこと多々。
掌に嫌な汗をかく息子。
「うん、習うより慣れろってゆうし、無理なとこは無理せんかったし、ええ感じやったで!」
人は褒めて伸ばすタイプのお気楽さんである。
総評:お気楽さんは今日もごきげん
…でも、ちょっと精神的に疲れたね。


【お気楽さんと「バカ嫁で結構っ!」の開き直り】


お気楽さんは、自他共に認めるバカ嫁である。
いい嫁になりたいとも思ったことがない。
王=配偶者 の「家」に嫁いだなどという感覚が欠如している。
しかも我儘自分本位なのだ。
始末におけない。


ここんとこ「ワガママ」に拍車がかかり、
ここんとこ「開き直り」に拍車がかかり、
もう誰も止められない。


法事・盆・暮れ・お正月。
ランダムな老舅姑のご機嫌伺い。
最低限の「嫁」モードは果たしている。
イヤイヤではなく、最低限だと自覚しているので、結構ポジティブモードで楽しんでいる。
ウソではない。


王=配偶者 の両親はお金持ち。
サラリーマンの娘としてオトナになったお気楽さんとは別世界は感じである。


王=配偶者 は3兄弟の末っ子。
長兄・次兄は自営業。
バブルの時はご盛況。
しかし長らく続いた不況で、会社は倒産秒読み崖っぷち。
でもプライドは高い。
兄嫁たちも御同様。


義父母スポンサーの一族お泊り会は嘘八百の言い訳でご辞退申し上げる。
日帰りは耐えれるがお泊まりは無理。
絶対無理。


本日、何気ない会話で、何気なく雲行きが怪しくなり、
王がキレた。


「お前が嫌がるから我慢してるけど、お前はおかしいっ!泊まるときに来いひんからわからんねんっ!みんな楽しんでるねんぞっ!」
はい、そうですか。
楽しいと思う人だけで楽しんでください。
心の中でそっと呟く。


「もうケンカもしてへんわっ!お前だけが時間止まってんねんっ!」
はい、そうですか。
一触即発に気づかないって幸せですね。
心の中でそっと呟く。


もう気にもしやしない。


王あなたはご存じないのだ。
嫁が集まったときの陰々滅滅とした会話を。
義父母や配偶者の目もない、嫁たちオンリーの会話を。


あなたの嫁=下僕A=お気楽さんが
「お金目当てで結婚した貧乏人」と呼ばれていることを。
(サラリーマンの娘=貧乏人ってどうよ?)


あなたの嫁=下僕A=お気楽さんが
「子ども一人なんはあなたがラクしたいからよねえ、ずるいわあ」と罵られてきた19年の歳月を。
(やかましいっ!子どもはたくさん欲しかったわっ!)


あなたの嫁=下僕A=お気楽さんが
「結局はあなたが一番オイシイところとってるよねえ」と嫌味満載な口撃を。
(お気楽さんはアリさんなのだ、座右の銘は地道なのだ、身の丈過ぎた贅沢は不要なのだ)


夜通しこの超ネガティブ会話のループ。
耐えられない。無理。キレちゃうかもよ。
ある意味キレるってのもアリかもしれない?
一度キレてみようかしら。
すっきりするかもね。


お泊まりは義務の範囲外と想定いたしました。あしからず。


いつもは王の下僕Aのお気楽さん。
しかし、ここは譲れない。譲らない。


王、あなたにはお気楽さんの実家のイベントには参加を求たことないでしょう。
王、あなたがとっても嫌がるから。
サラリーマンの家庭生活知らないあなたがとってもバカにするから。


世の中ギブ&テイク。
お気楽さんはギブだけの人生なんてまっぴらですから。


お気楽さん、嫁に来て約19年。
逞しく、いやいや、厚かましくなったものである。
因果応報。
きっと想像を絶する恐ろしい嫁が来るにちがいない。


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