お気楽さんとイカしたジイさま

湿度が低いのか、暦通り秋なのか、
非常に過ごしやすい一日であった。
冷え性のお気楽さんは足が冷たい。
どうなってるのだ、日本の気候。
総評:お気楽さんは今日もごきげん


【お気楽さんとイカしたジイさま】


本日の外出。
午前:銀行2行、甲スーパーで1週間の食料買出し
午後:乙スーパーで事務用品買出し、図書館、コンビニ


出先であまりに格好のよいイカしたジイさまと遭遇した。


とある地方銀行、ATM。
ジイさまがATMでなにやら操作中。
終了。
言ってはなんだが足腰にかなり年季がお入りのようで。
なにやら店員さんを呼ばれていますね。
イスに座って待機中。
次のおじさん操作、終了。
お気楽さんの番。
おりょ?
この杖は?
ジイさまのでしょうなあ。
操作終了。
杖を手に取る。
ジイさまは店員さんとお話し中。
「このタバコどなたかお忘れのようですよ」
「それはお気づきありがとうございます」
会話終了。
お気楽さん「あの、杖お忘れではないですか?」
「ああ、(テヘッな感じのキュートな笑顔)うっかりしておりました。
ありがとうございます」

こんな若輩者に丁寧語だっ。
きっと杖はかなり大事なアイテムなはずだっ。
だって、けっこう、歩くの、大変そう。
それなのに他人が忘れたタバコを届けることが第一だったのだ。
カッコイイ。
なんてイカしたジイさまなのだっ。


図書館。
本の海で久々に泳ぐ。
泳ぐ、泳ぐ。
ふと気付く。
隣のジイさま。
なんか優雅。
お気楽さんはゴーグル・シュノーケル付き、銛もって、獲物を狙う密猟者。
ジイさまは豪華客船のデッキでシャンパン片手にクルージング。
時が少々流れ…
ブッ!!
へっ??
豪快な破裂音
うっかり凝視してしまった。
次にくる衝撃的な臭気に備える。
あれっ?無臭?
「失礼しました」みたいな感じで無言の微笑みそして会釈。
そしてジイさまは何事もなかったかのように優雅にクルージングを続ける。
そう何事もなかったかのように。
カッコイイ。
なんてイカしたジイさまなのだっ。


亀の甲より年の功。
カッコイイ・イカしたお年寄りに遭遇するとドキドキする。
ああ、お気楽さんもカッコイイ・イカしたキュートなバアさまになりたいものだ。
何事にも動じず平常心。
こんなことで騒ぎなさんな。
でもうっかり動転しちゃうときもあるのよ、ほほほ。
その時は助けて下さいな、お若い方。
みたいな。
日々積み重ね、精進、精進。


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