お気楽さんとバージョンアップの病

今週ずっと、お気楽さんは病と激しい攻防を繰り広げていた。
先週の病が、宿主に了解も得ずバージョンアップしたのだ。


お気楽さんはめったに病に侵されない(ように努力している)
幼少のみぎり、野山・川を駆け巡る野生児だった。
しかし、なぜか体が弱かった。
よく高熱を出したものだ。
保健室の常連さん。
夢は「皆勤賞とまで言いません。一学期間でもいいからお休みなしで」
学校の健康診断では「要精密検査」なる屈辱的なお手紙をよくもらった。
そんなわけでお気楽さんは病院と薬が大嫌いである。



先週敗北宣言してから珍しくきっちりと薬を飲んでいる。
しかし、薬が切れる頃になると頭痛とともに熱が出る。
持病の喘息まで顔を出すそぶりをみせる。
なんたる失態。なんたる屈辱。


1週間かけてやっと沈静化に向かっているようだ。
…長かった。


こんなに家にこもるのは久し振り。
読書にも飽き、ゲームに手を出す。
以前途中リタイアした

なんだか様子が???
こんなに敵強かったであろうか?
こんなに敵多く出現したであろうか?
初期装備、300発のマシンガンと手りゅう弾10発ってありか?
打つ。打たれる。ぶちのめされる。吹っ飛ばされる。逃げる!逃げる!…逃げ惑う。
もう無理。熱が上がる。
ふと気付く。
「私はノーマルでしている?」
そうなのだ。前回は「イージー」でリタイア。
ゲームは終盤。
…これはクリアできそうにないかもしれぬ。
学習しないお気楽さんであった。

(闘病中の読書)
ダニエル・シルヴァ著「告解」 論創社
(闘病中のBGM)

ザ・ベスト

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Grace

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