お気楽さんの別の姿

文句なしの秋晴れだった。
本のクライマックスで「校正のひと:赤ボールペン派」に遭遇した。
最愛の息子が久々に風邪ひいた。(「沿寝してあげようか?」「いらん、しんどい時わけわからんこと言うな」速攻でお断りされた)
夕食の「ミートボールのトマトソース煮込み」が美味だった。

総評:お気楽さんはそこそこごきげん

 【 お気楽さんの別の姿 】

お気楽さんには別の姿がある。
それは…SC(模擬依頼者)!
ロースクールの学生さんの授業で模擬依頼者として法律相談に行くのだ。
いわゆる、ロールプレイングですな。
事前にシナリオが用意されている。背景事情・事件のあらすじ・相談のポイントなど。
相談前には本筋をしっかり憶えて、人物設定をきっちりしておく。
シナリオに無いことを尋ねられたらアドリブで。
相談終了後は弁護士役・観察者・SCでフィードバック。
本日がSC=プチ女優 デビュー。
キャラクター設定をもとに自分なりになりきる。
格好から。服・メイク・髪型…お気楽さんは、何事も恰好から入る。
学生さんは、緊張した面持ちだ。(こっちもバクバクなのだよ)
まっすぐな熱い視線で、相槌を打ちつつ真剣に相談に乗ってくれる。(若さがまぶしすぎるぞ)
こんな若人たちが弁護士になってゆくのだ。
シニカルなお気楽さんだが、うれしく思う。心から。


SCはボランティア。
ハンドベル出張演奏もボランティア。
なんだか、たいそう いいひと みたいではないか?
……真相は違う。断じて違う。
社会貢献っ!?
う〜ん、考えてもいなかった。
がんばる若人を応援したいっ!?
がんばる人は応援しなくてもがんばるでしょ。
お気楽さんの基準は
おもしろいか、おもしろくないか
ただ、それだけである。
それがなければ動かない。動けない。動くつもりもさらさらない。
たいそう利己主義なのに
「ボランティアなんて偉いわぁ」と周囲を惑わすお気楽さんは、
世間を欺くフトドキ者なのだ。

(本日の読書)
ケン・フォレット著「ハンマー・オブ・エデン」小学館
(本質のBGM)

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