お気楽さんと配偶者

日曜日だった。
美しいお刺身を仕入れた。
ややこしいエアロビクスのふりを8割できた。(微妙)
高畠ワイナリーのスパークリングワインが美味で1本空けた。
総評:お気楽さんは今日もごきげん。

  【お気楽さんと配偶者】
お気楽さんには配偶者がいる。
専制君主・絶対君主 我が家で君臨している王である。
朝出勤時は、
かばんを持つ・靴をそろえる・玄関を開ける・門を開ける・荷物を車に積む・出車を誘導する・「いってらっしゃいませ」・見えなくなるまでお見送り。
王である。王なんだから。あたりまえ。
帰宅時は
王の車の音がする(帰宅時間ごろはレーダーびんびん)・何を置いても出迎える・門を閉める・息子共々「お疲れさでした」・息子と分担で荷物持ち・王のご帰還。
まずお風呂(湯温完璧)・湯上り見計らい、できたての夕餉。
王である。王なんだから。あたりまえ。
しかし、20年弱夫婦でいると、嫁=下僕A の意識も変わってくる。(お気楽さんはS)
上記の行動は 習慣
心をこめて行動しているときもあれば、「くそジジイ!!」と内面で叫びつつ行動するときもある。
表面上は変わりなし。
お気楽さんは オトナ なのだ。
本日は日曜。
配偶者はゴルフ。
所属するゴルフクラブの「なんたらかんたら杯」(詳しく知らない)の予選。2ラウンド(たぶん)。雨。雨。壱日中雨。
王の帰宅を待たずして、大胆にもフィットネスクラブに行ったお気楽さん。
夕方帰宅すると意気消沈した王がふて寝。
「…これは、かなりダメダメだったのだな」
お気楽さんは状況をみこして、夕食は「おでん」(王の大好物)を仕込である。
アイコンタクトで息子(下僕B)と場を盛り上げる。
息子も オトナ である。
王の好みのDVDを見つつ、マッサージしてさしあげる。
「う〜ん、こってますね」…1時間弱である。
王、すっかり ご満悦。
この時間にして グッド・ナイト である。
夫婦とは、持ちつ持たれつ。
人生とは譲歩。
笑顔が多けりゃそれでよし。
生きやすければそれでよし。
愛情あればやさしくなれる。
お気楽さんは、ある意味
解脱している。

(本日の読書)
ケン・フォレット著「ハンマー・オブ・エデン」小学館
(本日のBGM)

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